「日頃お世話になっている人になにか贈りたい」「せっかくなら、福音を感じてもらえる品を」「いや、でも相手に喜んでもらえそうなモノに徹するほうが『キリストに倣う』ことになるのでは………」
そんなことに悩んだことはありませんか?
私はあります。
そんな経験を経て、日本にもキリスト教的な運営理念を掲げつつ、ギフトとしての魅力を放つ商品があることを知りました。
このコラムでは、ライターが
主にある兄弟姉妹を応援できる
非キリスト教徒でも贈られると嬉しい(カジュアルすぎない、日本の贈答文化の文脈から外れていない)
だと感じた品をご紹介します。
(文・写真:LampMate)
ギフトセットのあるクリスチャン創業者・キリスト教的理念を掲げる企業5選
サンクゼール・久世福商店ギフトセット(「ジャム」や「しゃけめんたい」など)

低糖度のリンゴジャム製造からはじまった「サンクゼール」「久世福商店」は、ギフトにぴったりの品々がとりあつかわれています。甘いものだけでなく「しゃけめんたい」や「だしセット」的なごはんのお供といったランナップも充実。
どの商品もパッケージに聖書の言葉が英語でさりげなく印字されいて、贈るだけで相手の食卓に聖書の御言葉をしのばせることができます。
色んなギフトセットがあるので、贈る方の好みに合わせて選べる幅があります。ただ、一番人気は「しゃけめんたい」といったごはんのお供的なものを詰め合わせたギフトセットのようです。ごはんのお供のラベルにも聖句の印字がありますので、どれを贈っても贈った方の食卓にみ言葉をしのばせることができます。
『主はぶどうの木、私は枝です。いつもはなれずに主につながっていれば、私たちは豊かな実を結ぶ。』今、この賛美歌はサンクゼールの社歌になっています。正しき道を歩むために、『聖書の精神に基づく経営理念』をしっかりと実践し、未来のビジョンに向って走り続けて行きたいと考えております。(オーナーの手記)
※当コラムライターはサンクゼールチャペルの日曜礼拝でオーナーとご一緒したことがあります。
山のハム工房ゴーバル(豚や鶏のハム・ソーセージ)

豚肉を愉しめるのは、アブラハム宗教のなかでもキリスト教の特徴…。贈答品の王道「ちょっと良いハムやベーコン(加工肉)」の座にチョイスしたいのは、「山のハム工房 ゴーバル」さん。キリスト教と不可分に発展したアニマルウェルフェアの思想の実践している養豚所さんと組みつつ、‟無添加などを極力使わない”という、いただく側のメリットを感じる品。
ギフトセットは3000円代、4000円代、5000円代、10000円代の幅があります。3000円代の「A.朝のひととき」セットでも4種のソーセージと鶏もも燻製がついていてボリューム感があり、贈りやすかったです。贈り先も喜んでくれました。
①カタログギフト「たらんと」にて出品されていたことから。
②「アニマルウェルフェア」の標榜。アニマルウェルフェアはキリスト教的倫理観に影響を受けて発展し、特に欧米で法制度や社会運動の基礎となっているという見方ができる思想です。(参考:農林水産省「EU における動物福祉(アニマルウェルフェア)政策の概要,2014 年 3 月)
③グッズに、社長おすすめの讃美歌集などを販売していることから。
約束の虹そうめん(木箱に入った七色三輪素麺)

贈答品の王道・木箱に入ったおそうめんを「ノアの方舟(約束の虹)」のコンセプトでパッケージした大胆な一品。お素麺製造元は老舗の三輪そうめん会社(株式会社 池利)なので、おそうめんとしてのクオリティは申し分なし。
「ノアの方舟とそうめんは牽強付会すぎないか…?」と思われた方は一旦落ち着いていただき…
三輪そうめんといえば『蛇』と不可分のはずですが、現代の日本ではさほど意識されていないのがじっさいだと思います。世界各地には『虹』を『空の蛇』と見る習俗が古くからあり、日本にも各所でありました(参考:小島 瓔禮「蛇の宇宙誌」1991年)。
日本の「三輪そうめん」に聖書きっての虹エピソードを重ねたこの品は、キリスト教徒としてのアイデンティティを主張しつつ、日本人としてのアイデンティティを呼び起こす力を持つ奥深い品であると感じます。
とにもかくにも、日本の贈答品・四天王とも呼ぶべき「木箱に入ったおそうめん」にキリスト教アイデンティティを重ねられる品は『助かる!』に尽きます。
似たコンセプトで、「株式会社池利」さん製造の、‟カラフルで木箱に入った三輪そうめん”は「サンクゼール・久世福商店」さんでも取り扱いがあることを確認しています。サンクゼール・久世福商店さんの品なので、木箱にやっぱり聖句のさりげない印字はあるのですが、そちらの商品は5色で、商品としてのインパクトがが強いのはやっぱり「いのちのことば社」さんの『約束の虹そうめん」だと感じます。
「いのちのことば社」が販売している・聖書のエピソードに関するコンセプトで作られた商品であるという点。
ティーズハレルヤ(和紅茶・緑茶・ほうじ茶など)

最近気になる「和紅茶」などを含む、お茶農家さんの品。クリスチャンとして神さまからの恵みを感じつつ歩まれている農家さんが作る日本のお茶。
賞味期限も長く、無農薬・有機栽培という点からしても、健康に気を付けている方にも贈りやすいです。「みことばパッケージ」「イースターセット」というラインナップもあるし、オリジナルパッケージの相談も乗ってくれます。
キリスト教的要素を押し出したパッケージでなくても、「ティーズハレルヤ」という名前を冠している以上、このお茶が喜ばれるところでは自然と主の御名がほめたたえられていることになりうるだろう―――、という点からチョイスしました。
「【ギフトボックス】こだわり3種セットボックス ※のし対応可」という商品があります。予算に合わせて相談も乗ってくださるそうです。
代表がキリスト教メディアでのインタビューに出演(「ライフライン」)。パッケージにも、聖書・キリスト教理念を色濃く反映したパッケージがあり、名義にキリスト教の文脈に何かしらの想いがあるのだと伝わる用語「ハレルヤ」が使われている。
ディルマ(スリランカ紅茶・ハーブティー・緑茶)

日本の紅茶ももちろん良いけど、紅茶といえばやっぱりインドやスリランカのものを愉しみたい(愉しんでもらいたい)という方も、じっさいは少なくないはず。ディルマの紅茶は、「新鮮・純スリランカ産」です。(※場合によってはスリランカ以外のものも扱っているようですが、それぞれの製品はシングルオリジンティーでこだわって作られているようです)
ディルマの創業者メリル・J・フェルナンドは敬虔なクリスチャンであり、そのキリスト教理念が彼の人格形成と企業理念に強く影響しています。彼は「ビジネスは人から人への奉仕の活動である」との信念のもと、搾取的で不公正な紅茶産業の構造を変え、スリランカの地域社会の持続可能な発展に貢献するエシカルなビジネスを実践しました。彼自らが貧しい村の出身であり、人々への思いやりや謙虚さを大切にし、「自分を支えてくれたスリランカの人々と成功を分かち合うこと」が人生の使命だと考えていました。彼の遺した理念はMJF慈善基金を通じて現在も継承され、地域社会支援や環境保護に活かされています。
(参考:「ディルマ」公式ウェブサイト)
迷ったらギフトカタログ!「たらんと」「久世福商店ギフトカタログ」
「ギフトカタログたらんと」とは?
クリスチャン(キリスト教団体・企業含む)の作品・商品を一つのカタログに集め、カタログそのものを贈り物やご挨拶としてご利用いただく、チョイス型ギフトです。⑴ 商品を選ぶのは、貰った方!
チョイス型ギフトカタログなので、カタログをそのまま贈り物として差し上げたい方にお届けします。「何を差し上げたら喜ばれるか?」と迷う必要がありません。
貰った方がカタログの中から欲しい商品を同封されているハガキに書いて投函すれば、後日、選んでいただいた商品が貰った方のご自宅に届きます。… … …
(引用:「たらんと」公式ウェブサイト)
「贈り物を差し上げたいけど、相手の好みが分からない」、「お店で買うと荷物がかさばって大変」とお悩みの方へ、久世福商店のこだわりの逸品をぎゅっと詰め込んだカタログギフトはいかがでしょうか?(中略)
久世福商店のカタログギフトは、選べる2種類をご用意。用途や予算に合わせてお使いいただけます。(引用:久世福商店 公式ウェブサイト)
紹介基準
・事業の運営理念に「キリスト教精神」を公表している/あるいは事業主が「キリスト教徒」を公表している/あるいはキリスト教系の企画などに出展(コミット)している様子がある
・「ギフトセット」がパッケージとして存在している
・日本語フレンドリーで購入できる
・通販対応していて、贈答が想定されているユーザーインターフェースである
・ややフォーマルよりの「ギフト」を想定できる
この記事はMinistry Support ミニストリーサポート がお届けしています
Ministry Support ミニストリーサポートは、キリスト教教会キリスト教関連の団体・NPO法人さまに
チラシやパンフレットなどのグラフィックデザイン制作(2025年時点で50件~)
をお手伝いしてまいりました。
当ウェブサイトMinistry Support -graphic-ミニストリーサポートグラフィック では「教会案内パンフレットを自分で作る!」ためのノウハウ公開も行っております。
この記事がお役に立ったなら、Ministry Support ミニストリーサポートのことも覚えて帰っていただけたら嬉しいです。